宅浪のメリット・デメリット

大学受験

これから浪人生活が始まるという人に、私は宅浪をすすめます。

私は1年の宅浪生活をへて準難関・地方国立大の理学部生物学科に合格しました。

宅浪には興味はあるけど、経験者が周りに少ない。もしくは1人もいないという人のために、宅浪のリアルをお見せします。

今回は宅浪のメリットとデメリットを紹介しようと思います。

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宅浪とは

宅浪とは、大手予備校に通わず、自宅で浪人生活を送ることを言います。

私は1年間宅浪して今通っている地方国立大の理学部生物学科(準難関大レベル)に受かりました。

東進衛星予備校でビデオ学習していましたが、そのほかのほとんどの時間は自宅で参考書を使って勉強していました。

参考書メインで1年間を乗り切るという宅浪という勉強スタイルにはいろいろなメリット、そしてデメリットがあります。

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宅浪のメリット

自由

まず宅浪のメリットとして挙げられるのが「自由である」ということです。

高校時代は授業、補習、宿題などに明け暮れていた受験生も多いのではないでしょうか。

宅浪になると、それら全てから解放されます。自分で考え、自分で行動する。これが宅浪生の原理原則になります。

これは宅浪生の最大の強みで、自分の弱点を克服するために重点的に時間を割くことができます。

クラス単位でやる補習では多くの生徒ができないであろうところにフォーカスして取り組みますが、これは自分にとっては不要なことかもしれません。

勉強の理解の度合いは人によって様々です。そのためみんなと同じ勉強をするということは自分にとっては最適でないのです。

毎日通学なくていい

基本的にお家にいるので、学校に通う必要がなくなります

私は田舎に住んでいたので大手予備校に通うとなると片道 電車で1時間。往復 2時間が毎日移動のために削られてしまいます。

この時間に参考書やノートを読んでいれば時間を有効に使うこともできますが、落ち着いて部屋で勉強しているのに比べるとやはり勉強の質は下がってしまいます。

宅浪であれば通学する必要はなくなるので、この2時間の通学時間を有効に使うことが可能です

また受験シーズンはインフルエンザシーズンです。受験期に無駄な外出を減らせるのでインフルエンザをもらってくるリスクも減らせます。

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宅浪のデメリット

自己管理が必須

一方で宅浪にもデメリットがあります。

真っ先に思い浮かぶのが「だらけてしまう」という危険性です。

自由の裏返しですが、手を抜こうと思ったらいくらでも手を抜くことができてしまいます。そのため自己管理のスキルは必須になってきます。

孤独

基本的に家にいる宅浪生は孤独です

私は1年間で話した人は家族と東進衛星予備校のスタッフの人くらいしかいません笑 

友達と話すことがストレス発散になるという人にはかなりきついかもしれません。

また周りに受験生がいることを意識しにくいので、モチベーション維持も難しいかもしれません

自分で情報をに取りに行かなくてはならない

高校や大手予備校に所属していれば、情報は自然と降ってきます。

どういう参考書をすればいいのか、いつどんな勉強をすればいいのか。自分で聞かなくても誰かが教えてくれるでしょう。

しかし宅浪生は自ら情報を取りに行かなくてはなりません

どんな参考書がいいのか、そもそもどんな参考書があるのか、受験の申込の締め切りはいつまでなのか。

たくさんの疑問の答えをインターネットを駆使して自分で解決する必要があります

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私が宅浪を選んだ理由

このようなメリット・デメリットを踏まえて、どうして私が宅浪という選択をしたのかを紹介しようと思います。

高校の受験対策への不満

私は、先ほども書きましたが、高校までのクラス単位の教育に疑問を持っていました

クラス全体の成績を上げるために最適な指導をしようとしているのかもしれませんが、個人のレベルで最適化されているとは思えません

自分に最適化された学習計画で勉強したい

これが宅浪に興味を持った最大の理由です。

周りと同じことをやっていては、いつまでたっても他のひとを追い抜けないのではないかという焦りもありました。

デメリットを乗り越えられるのか

たしかに宅浪生活を1年間耐えられるのかという不安はありました。そこで、私は自分の性格や過去の経験から「宅浪のデメリットを乗り越えられるのか」という疑問に自分なりの答えを出しました。

私は友達付き合いは多くなく、むしろ昼休みは1人で過ごしたい派だったので、孤独に耐えられる自信はありました

もう一方のデメリットである自己管理できるのかというところは、それほど自信はなかったです

それでも、言われたことはちゃんとやる、真面目に取り組むということは自分の強みとして認識していたので、まぁ何とかなるだろうという気持ちはありました

そういった自己分析の結果から、自分は宅浪でもやっていけそうだという考えにいたりました

実際、自分のことは自分が一番知っています。私は1年後、無事宅浪生活によって大きく成長することができたのですが、これは自分にあっていたというところも大きかったのではないかと思っています

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合格とそれより大きなもの

宅浪を決意して1年後、無事合格を勝ち取ることができました。第一志望だった難関大はあと少しのところであきらめてしまいましたが、宅浪の経験は合格よりも大きなものを与えてくれました

それは情報収集の能力自己管理の能力です。

これらの力は大学時代に大いに役立ちました。レポートを書く時、プログラミング言語を独学する時、卒業研究に取り組む時など、確からしい情報をインターネットから集めてくることはとても役に立ちました。

これらの能力は、これからの時代を生き抜くために必要な力だということも感じています。


私は宅浪を選択して本当に良かったと思っています。

もし浪人の一年間で自分を大いに成長させたいと思っている人がいたら宅浪という選択肢を選んでみてはいかがでしょうか。

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